うちの長男(小学6年)の最後の学習発表会があった。
今年は桃太郎の英語劇をやったらしい。
どういうわけだかうちの息子は主役に抜擢され、家に帰って来ては
女房と二人で練習をしていたようである。
本番前夜の夕食時、かなり息子がナーバスになっており
「あーあー、明日イヤだな。緊張するなー。最初のせりふがバーブー
だもんなー。」生まれたところからなので「バーブー」らしい。
息子の緊張をほぐすつもりで
「だったら思い切って受け狙いで「高木ブー」って叫ぶのはどうだ?」
と提案したところ、まじまじと私の顔を見て
「それだったらまだ「バーブー」の方がましだよ。」と言われてしまった。
本番当日帰宅してから学習発表会の様子を女房に聞いてみると普段はあまり
息子を褒めないのに「すごく良かったよ。」との事。
何かが吹っ切れたようで周りの評判も良かったようです。
「良かったね。」と息子に問いかけると息子が他には聞こえない声で一言、
「今日本番前のリハーサルで「高木ブー」って叫んでみたけど、一人にしか
受けなかったよ。」
一応やってくれたんだね、ありがとう息子よ。
子供は大人の父親である
ウィリアム・ワーズワース(詩人)