信州の山に眠る名も無き中世の城跡を巡るという趣味を持ち始めて、既に200ヶ所以上訪れたでしょうか。
ほとんどの城跡は登山道など無く、国土地理院の地形図とコンパス、そして動物的な勘だけで捜しあてなければならない過酷な趣味は、もはや奇人変人の領域ではあります・・・(笑)
特に、「鬼」とか「猿」名前の付いた城は名前から想像出来る通り、人を寄せ付けない険しい山にあり、同じ趣味を持つ方々も敬遠して詳細不明なケースが多い。
【ケースファイル①「鬼ヶ城」】
上田市真田町の角間渓谷にある伝説の城跡です。
8世紀に坂上田村麻呂が蝦夷地征伐に向かう途中、この城をアジトとして里の村人に悪行三昧をしていた鬼を退治したと伝えられています。
山麓から約1時間登ると、鬼の化身ともいうべき奇妙な岩石を見る事が出来ます。
しかし、痩せた岩の尾根は両サイドが深い渓谷に続く奈落の底です。
立入禁止を意味する金属のチェーンは、近づく者の死を意味しています。(マジで)
真田十勇士の中でも特に有名な「猿飛び佐助」が修行したという角間渓谷。
死と隣り合わせの修行など、誰がするものか!(爆)
山麓の角間温泉岩屋館からみる「鬼ヶ城」 ジャックナイフのような見事な景色です。
古代に作られた「鬼伝説」を語り継ぎ、住民の信仰の場となっている鬼ヶ城。
四つん這いになって岩場にへばり付いている小生に、鬼が笑いかけたような気がしましたぁー。
もはや城巡りの趣味を越えて「秘境探検一人旅」の様相を呈してきたゾ・・・・(汗)
その通りの警告!キチンと装備しないと命の危険があります、ハイ。
で、ケースファイル2(猿ヶ城)は次回のお楽しみとしましょうネ!(何時になるやら・・笑)
信州の山城巡りに興味のある方は、私の友人のブログを覗いて見てネ!!
http://ranmaru99.blog83.fc2.com/
↑「らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~」
では、また!!