3月11日(日)は
東日本大震災から1年が経過し各地で慰霊祭が開催されました。
日本政府主催の追悼式も東京の国立劇場で開催されました。
しかしまだ、行方不明者が3,155名います(3月11日現在の警察庁資料より)
東日本大震災によって被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
保険センターの小池です。
社団法人 日本損害保険協会によりますと保険会社(日本社+外国社合計)が
東日本大震災に係る地震保険の支払件数は761,973件です。
地震保険支払保険金額は1兆2167億3474万円です。
(平成24年3月1日現在)
阪神・淡路大震災の支払保険金額は783億円です。
いかに今回の地震が未曾有の大災害であったかわかります。
今週は硬い話になりますが『地震に備える』について話をします。
1.自宅や事務所で地震が起きたら
(1) わが身を守れ!
丈夫な机などの下に入って身を守りましょう
座布団やクッションなどで頭を守りましょう
小さいお子さんやお年寄りにもあわてないよう声をかけましょう
家具の転倒やガラスの破片に注意!
(2) すばやく火の始末!
使用中のガスレンジ、ストーブなどは、すばやく火を消しましょう
大きな揺れの場合は、まず自分の身を守り、揺れがおさまってから
火を消しましょう
(3) 出口を確保しよう!
特にコンクリート製の住宅では、地震でドアがゆがみ、開かなくなって
部屋に閉じ込められてしまうかもしれません
いつでも外へ逃げられるように出口は確保しましょう
(4) あわてて外へ飛び出さない!
あわてて外へ飛び出すと瓦や窓ガラスなどの落下物が・・
周囲の様子を確かめながら、落ち着いて行動しましょう
2階は1階より安全、階段を駆け降りたりしない
閉じ込められたときに備え、脱出方法を考えておく
(5) ラジオ・テレビ・携帯電話等で地震情報をチェック
正しい情報を入手し、デマやウワサなどに惑わされないようにしましょう
役場や消防署、警察署などの情報に注意しましょう
不必要な電話をかけるのはやめましょう
消防署や警察署などへの電話での不要な問い合わせは消防活動や
人命にかかわる緊急連絡の妨げになってしまいます
(6) 非常用持ち出し品を持って、安全な場所へ避難!
揺れがおさまっても安心できません、大きな地震の後は余震が
起こることがよくあり、家が倒壊する恐れもあります
津波、山・崖崩れの恐れがある地域の場合は、すぐ避難しましょう
避難は徒歩で(自動車での避難は危険です)、持ち物も最小限に
避難の際は、ガス栓・ブレーカーを切り、戸締りをしましょう
避難の際は、ブロック塀の崩れ、自動販売機の転倒、看板などの
落下に十分注意しましょう
最後に
『地震なんて、いつどこで起きるかわからないし、備えてもしょうがない・・・』
なんて、思われている方はいらしゃいませんか?
確かに地震はいつ起こるか誰にも分りません。
でも、自分の命、家族の命を守るためには、自分たちでも
努力すべきことではないでしょうか?
もし地震が起きたらどうすか、普段から家族で相談しておきましょう
(写真、イラストは首相官邸・防衛省・消防庁・東京海上日動のホームページより)