全国には戦国時代の山城(地場の侍や領民が敵の侵入を防ぐために築かれた砦)の数は3万~4万とも云われている。
長野県内にも約1,800ヶ所以上あり、上田市を冬の寒い北風や冬将軍から守る屏風のような太郎山山系にも実に20ヶ所び砦跡が存在する。
最近スカイランニングの縦走コースとして売り出し中の太郎山・虚空蔵山(いわゆるトレイルランニング)には中世の砦跡が数多く眠る。
実は先日、小生の個人ブログに「太郎山山系を楽しくつくる会」の事務局の方から連絡をいただいた。
「全国山城サミット(今年は岐阜県可児市で開催)が来年上田市で開催されるので、地元の虚空蔵山城をはじめとして県内の数多くの山城を探訪しブログに掲載されている貴殿に是非お手伝をお願い出来ないか?」とのご依頼でした。
尾根の東端には有名な戸石・米山城があるのだが、この位置からは隠れて見えない。
以前から地元の山城の史跡整備のお役に立てないだろうか、と考えていただので、二つ返事でお引き受けをさせていただきました。
それとようやく認知されつつあるこの趣味についての布教活動もしないと・・・(笑)
今年の11月にプレサミットを開催するとの事なので、山城までの登山道の整備や当日の見学希望者のアテンドなど、来年の本チャンも含めて地元初開催のサミットの成功にお役に立てるように頑張りたいと思ってますw
坂城町との境の尾根先には、中世城郭マニアに名高い隠れた名城「和合城」が築かれている。
長野県内を中心にこの10年間で1,000以上の山城を巡り歩いておりますが、これほど砦が集中している山脈は他に例が無いと思います。
この地域は戦国時代には長野市の川中島周辺と並び軍事的な紛争の舞台だったという裏付けですよネ・・・・。
中世の城館や戦国時代の山城・砦に興味のある方は、お気軽にお声かけください!!
では最後に、虚空蔵山の山頂(山城跡)からの絶景を2枚ほどご覧ください。