日本勢の冬季オリンピックの歴代最多記録を更新し18個のメダルを獲得し閉幕した
北京オリンピック。その中でもとりわけ印象に残ったのが平野歩夢選手のハーフパイプでした。
2回目の演技で世界最高難度の技をミスなく完璧に滑ったにも関わらず、2位の選手より低い得点で誰が見てもありえないジャッジでした。
海外の解説者は怒りを露わにしていたとか・・・・。
当の本人はそんなジャッジにも文句を言わず、次の3回目の演技であえて同じ世界最高何度のルーティーンで更に完璧な滑りを見せ、文句なしの金メダルを獲得しました。
その滑りを見て私は「どうだ?これなら文句ないだろ?」と言う、彼の男気を見たような気がしました。
試合後のインタビューで彼が「得点に納得はいかなかったが、怒りが自分の中でうまく表現できたというか、そんな気持ち」と言っているように、怒りをプラスのエネルギーに変え集中力を高め、誰も真似できないパフォーマンスを見せた平野選手に真のチャンピオンの姿を見た気がしました。